京都で五重塔が見える坂はどこ?八坂の塔が映える撮影場所

京都のシンボル、五重塔(八坂の塔)を美しく撮影できる坂道を紹介します。東山エリアには歴史ある町並みと塔が調和するスポットが点在しており、場所によって異なる雰囲気を楽しめます。SNSで人気の構図から、落ち着いて眺められる名所まで、絶景スポットを詳しくまとめました。

目次

京都で五重塔が見える坂はどこか写真スポットが分かる

京都の古い町並みを象徴する景色といえば、石畳の坂道の先にそびえ立つ五重塔です。この塔は「八坂の塔(法観寺)」と呼ばれ、東山観光のハイライトとなっています。しかし、周辺は迷路のように坂道が入り組んでいるため、お目当ての構図を見つけるには少しコツが必要です。ここでは、代表的な3つの坂道と、時間帯による楽しみ方の違いを解説します。

八坂通りは正面に五重塔が見えやすい

五重塔を最もダイナミックに、そして「正面」から捉えることができるのが、東大路通から八坂の塔へと東に向かって伸びる「八坂通り」です。この通りは、緩やかな上り坂になっており、歩き進めるごとに五重塔が迫ってくるような臨場感を味わえます。特に坂の下の方から見上げるように撮影すると、空に突き刺さるような塔の高さが強調され、非常に迫力のある一枚になります。

八坂通り沿いには伝統的な木造建築の民家や商店が立ち並んでおり、電線が地中化されているため、景観が非常にすっきりしています。これにより、時代劇の世界に迷い込んだかのような、ノイズのない写真を撮ることが可能です。2026年現在も、この通りは観光客に最も人気のあるフォトスポットの一つです。

撮影のポイントは、道路の真ん中に立ちすぎず、周囲の建物の軒先を少しフレームに入れることです。そうすることで、京都らしい奥行き感が生まれます。また、人力車が通りかかるタイミングを待てば、さらに情緒あふれる光景に出会えます。周辺は住宅地でもあるため、通行の邪魔にならないよう配慮しながら、自分だけのお気に入りの角度を探してみてください。

二年坂・産寧坂は町並みと一緒に撮りやすい

清水寺へと続く「二年坂(二寧坂)」と「産寧坂(三年坂)」は、五重塔を「町並みの一部」として美しく切り取れるスポットです。八坂通りが塔を主役にするのに対し、こちらは京町家の屋根瓦や石段、立ち並ぶお土産屋さんの賑わいと塔が調和した、より生活感と情緒のある風景を楽しめるのが特徴です。

特におすすめなのは、二年坂から少し脇に入った場所や、産寧坂の曲がり角付近から塔を眺める構図です。建物の合間からひょっこりと五重塔の先端が見える景色は、いかにも京都らしい奥ゆかしさを感じさせます。坂道がカーブしているため、視点が変わるたびに塔の見え方が変化し、散策しながら撮影を楽しむのに最適です。

二年坂には、築100年以上の民家を利用したスターバックスなど、有名なリノベーション建築もあり、それらと塔を一緒に収めるのも現代の京都らしい楽しみ方です。階段が多いエリアですので、足元に注意しながら、高低差を活かした立体的な構図を狙ってみてください。歴史的な景観が守られている地域だからこそ、どの方向を向いても絵になる魅力があります。

石塀小路は路地の雰囲気で映えやすい

八坂神社の南側に位置する「石塀小路(いしべこうじ)」は、これまでの開放的な坂道とは異なり、しっとりとした「大人の京都」を感じさせる隠れた名所です。石畳の両側に板塀の家並みが続く狭い路地は、非常に落ち着いた雰囲気が漂っており、その路地の隙間から遠くに五重塔を望めるポイントがあります。

ここは、塔を大きく映すのではなく、あくまで「路地の景色のアクセント」として塔を配置するのがコツです。濡れた石畳に周囲の灯りが反射する雨の日や、夕暮れ時に街灯が灯り始めた時間帯は、特に幻想的な写真を撮ることができます。広々とした坂道とは違う、静寂に包まれた「和」の空気感を表現したい方にはぴったりの場所です。

ただし、石塀小路は非常に閑静なエリアであり、撮影に関するルールが厳格に定められている箇所もあります。私有地への立ち入りは厳禁であり、大きな声での会話も控えなければなりません。ルールを守り、住民の方々への敬意を持ちながら、京都の静かな美しさをレンズ越しに楽しむことが、この場所での正しい作法といえます。

朝や夕方は人が少なく撮影しやすい

2026年の京都、特に東山エリアは世界中から観光客が訪れるため、日中は大変な混雑となります。人を入れずに坂道と五重塔だけの風景を撮りたいのであれば、早朝の「朝活」が鉄則です。午前6時から7時頃であれば、まだお店も開いておらず、観光客もまばらなため、静まり返った石畳の坂道を独占できる可能性が高まります。

朝日が東の山から昇り、五重塔の影が長く坂道に伸びる光景は、早起きした人だけが味わえる特権です。清々しい空気の中でシャッターを切れば、旅の疲れも吹き飛ぶような清らかな気持ちになれます。また、夕暮れ時もおすすめです。夕日に照らされて塔がシルエットとなり、オレンジ色に染まる空を背にした姿は、言葉を失うほどの美しさです。

夜になると塔がライトアップされる時期もあり、夜の闇に浮かび上がる黄金色の五重塔は非常にドラマチックです。ただし、夜間は三脚の使用が制限されている場所も多いため、手ブレに注意して撮影しましょう。どの時間帯に訪れても、五重塔は異なる表情を見せてくれます。自分の撮りたい雰囲気に合わせて、訪れる時間を計画してみてください。

京都の五重塔が見える坂を楽しめるおすすめツアー・体験

五重塔が見える坂をより深く楽しむために、プロのカメラマンによる撮影ツアーや、和の装いで散策できる着物レンタルを活用するのがおすすめです。2026年の最新トレンドに合わせた、京都の文化を身近に感じられる体験サービスや、旅の参考になる便利なガイドブックを厳選してご紹介します。

サービス・アイテム名特徴・おすすめの理由公式サイトリンク
京都フォトツアー(Klook)プロが同行して八坂の塔や庚申堂で最高の写真を撮影。Klook公式サイト
レンタル着物 岡本清水寺・八坂エリアに店舗が多く、坂道散策に最適です。レンタル着物 岡本
着物レンタル wargo八坂神社近くに店舗があり、ヘアセットプランも充実。京都着物レンタル wargo
るるぶ京都 ’262026年の最新カフェやフォトスポット情報が満載。JTBパブリッシング
地球の歩き方 京都歴史的背景や寺社の由来を深く知りたい方への決定版。地球の歩き方公式サイト
京都写真スポット解説東山の絶景ポイントを地図付きで解説した専門コラム。京都観光Navi

京都フォトツアー(八坂神社・八坂庚申堂・八坂の塔)

せっかくの京都旅行なら、自分たちでは撮れないようなハイクオリティな写真を残したいものです。プロのカメラマンが同行するフォトツアーなら、八坂の塔が見える最高の坂道はもちろん、カラフルなくくり猿で有名な八坂庚申堂など、映えるスポットを効率よく回ってくれます。光の加減やポージングのアドバイスももらえるため、モデルのような一枚が手に入ります。2026年は、SNS向けのショート動画撮影に対応したツアーも人気を集めています。

八坂の塔フォトスポットの撮影体験チケット

最近では、特定の絶景ポイントで撮影するための予約制チケットサービスも登場しています。混雑を避けて、決められた時間内にゆっくりと撮影を楽しむことができるため、人混みに疲れたくない方には最適です。現地でのガイドが付き、五重塔の歴史や、その坂道が作られた背景などを聞きながら撮影できるため、ただ撮るだけではない、知的好奇心も満たされる体験となります。

着物レンタル(八坂神社周辺の店舗で散策しやすい)

和の風景には和の装いが一番映えます。八坂神社の周辺には多くの着物レンタル店があり、最新のトレンドを取り入れたレース着物や、正統派の古典柄など、自分にぴったりの一着を選べます。着物に着替えてから五重塔が見える坂を歩けば、自分自身が京都の景色の一部になったような気分を味わえます。2026年は、落ち着いた「くすみカラー」の着物が引き続き支持されています。

八坂の塔近くの着物レンタル店(清水エリアで動きやすい)

坂道の多い東山エリアを歩くなら、目的地に近い店舗でレンタルするのがスマートです。八坂の塔のすぐ近くや二年坂の入り口にある店舗なら、着慣れない着物や草履でも移動距離が短くて済みます。返却も楽なので、夕暮れ時の撮影を楽しんだ後すぐに着替えられるのも魅力です。事前のネット予約で割引になるプランも多いので、早めにチェックしておきましょう。

東山の写真スポット解説コラム(撮る場所の参考になる)

事前に地元の観光協会や写真家が執筆した解説コラムを読んでおくと、撮影の質が格段に上がります。「この坂のこの角度からだと塔の全景が入る」「このお店の軒先を借りると風情が出る」といった具体的なアドバイスは、現地で迷う時間を減らしてくれます。最新の工事情報や通行規制なども把握できるため、無駄のないスケジューリングが可能です。

京都の寺社ガイドブック(背景も一緒に理解できる)

五重塔がなぜそこに建っているのか、その歴史を知ると、ファインダー越しに見える景色がより深いものになります。最新のガイドブックには、周辺の美味しい甘味処や休憩スポットも網羅されているため、撮影の合間のリフレッシュにも役立ちます。地図が掲載されている物理的な本は、スマホの電池を気にせずルートを確認できるため、一冊持っておくと安心です。

迷わず行けるアクセスと撮影のコツを押さえる

憧れの景色に迷わずたどり着き、最高の写真を残すためには、事前のルート確認と撮影マナーの把握が重要です。多くの観光客で賑わうエリアだからこそ、混雑を避ける工夫や、光の当たり方を意識した立ち回りが必要になります。散策を楽しむためのアクセス方法と、撮影のコツを分かりやすくまとめました。

最寄り駅から坂までの行き方を地図で確認する

五重塔が見える坂道エリアへのアクセスは、京阪本線「祇園四条駅」または阪急京都線「京都河原町駅」から徒歩で向かうのが一般的です。駅から八坂神社を通り抜け、南側へ進むと八坂通りや二年坂へ繋がります。徒歩で約15分から20分ほどかかりますが、道中も京都らしいお店が多いため、景色を楽しみながら歩くことができます。

また、JR京都駅からお越しの場合は、市バスを利用して「清水道(きよみずみち)」バス停で下車すると、坂の入り口まで徒歩数分で到着できます。ただし、2026年現在の京都はバスが非常に混み合うため、時間に余裕を持って行動するか、近隣駅からタクシーを利用するのも賢い選択です。事前にGoogleマップなどで「八坂の塔」を目的地に設定し、高低差を確認しておくと、歩く順番を工夫しやすくなります。

混雑しやすい時間帯は避けて歩く

東山エリアは、午前10時を過ぎると修学旅行生や団体客で溢れかえります。特に二年坂や産寧坂は道幅が狭く、立ち止まって撮影することが困難な状況になることもあります。快適に撮影を楽しみたいのであれば、午前中の早い時間帯(午前9時まで)に坂道での撮影を済ませ、混み始める昼頃にはカフェや屋内施設に移動するようなプランニングが理想的です。

また、意外と穴場なのが平日の夕方です。多くの観光客が帰路につき始める午後5時以降は、ライトアップされた塔を背景に、静かな坂道を撮影できるチャンスが増えます。混雑具合は天候によっても変わるため、あえて小雨の日を狙うと、しっとり濡れた石畳が反射する美しい夜景が撮れるかもしれません。状況に合わせて柔軟に行き先を調整しましょう。

逆光になりにくい向きと立ち位置を決める

写真を撮る際に最も意識したいのが太陽の向きです。五重塔は東山(東側)に位置しているため、午前中は太陽が背後から塔を照らす「順光」になり、建物のディテールをはっきりと鮮やかに写すことができます。青空を背景に、朱色や木の茶色を綺麗に出したいなら、午前中の撮影がベストです。

逆に、午後は太陽が西に沈んでいくため、塔に向かってカメラを向けると「逆光」になりやすくなります。しかし、これは失敗ではなく、あえて太陽の光を活かして塔をシルエットにしたり、光の漏れを演出したりするチャンスです。夕暮れ時の黄金色の光に包まれた坂道は、ノスタルジックな雰囲気を際立たせてくれます。撮りたいイメージに合わせて、自分の立ち位置やカメラの露出を調整してみてください。

周辺の立ち寄りスポットも一緒に回る

五重塔が見える坂道の周辺には、魅力的なスポットが密集しています。例えば、カラフルなくくり猿で有名な「八坂庚申堂」は、坂道のすぐそばにあり、セットで訪れるのが定番です。また、少し足を伸ばせば「清水寺」や、美しい庭園で知られる「建仁寺」へも歩いて行けます。

撮影に集中しすぎると疲れも溜まるため、坂道沿いにある古い民家を改装したカフェや、お香の専門店、和菓子店などで一休みする時間も計画に入れましょう。2026年は、地元の食材を使ったテイクアウトスイーツや、立ち飲み形式の日本茶バーなども増えており、散策の合間の楽しみがさらに広がっています。景色を撮るだけでなく、五感を使って京都の街を味わい尽くすことが、満足度の高い旅に繋がります。

京都の五重塔が見える坂は場所と時間で満足度が変わる

京都・東山の坂道から望む五重塔は、いつ訪れても圧倒的な美しさで私たちを迎えてくれます。しかし、その美しさを最大限に享受するためには、今回ご紹介したような「場所の選び方」と「時間の使い方」が非常に重要になります。八坂通りで正面から捉えるか、二年坂で町並みと調和させるか、あるいは早朝の静寂の中で自分だけの景色を見つけるか。

2026年の京都観光は、以前よりも混雑対策やマナーが求められる場面が増えていますが、それさえクリアすれば、一生忘れられない絶景に出会うことができます。歩きやすい靴を履き、カメラを手に、歴史が息づく坂道を一歩ずつ踏みしめてみてください。

五重塔は、今日も変わらずそこにあり、訪れる人を優しく見守っています。あなただけの特別な一枚が撮れるよう、この記事が旅のヒントになれば幸いです。清々しい京都の空の下、素晴らしい景色を心ゆくまで満喫してきてくださいね。

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この記事を書いた人

京都の魅力って、派手さよりも、ふとした瞬間の美しさにあると思っています。路地の空気、季節のうつろい、器や包み紙の可愛さ、そしてひと口で気持ちがほどける甘味。観光の定番だけでなく、伝統の背景や名産の理由まで丁寧に調べて、京都の“いいところ”をまるごと紹介していきます。見て楽しい、選んで楽しい、食べてうれしい―そんな京都の時間を届けたいです。

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